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当時、名物社長と言われていた大屋晋三社長に 初めてお会いしました。 面接の席には数名の重役連がいらっしゃり、 その中央に社長が座っておられました。 『近藤君は英語が得意そうだね?どのように 勉強したの?』 「豆単を肌身離さず持っていました。そして全ページ 暗記しました。英字新聞はスラスラと読めます。」 若気の至りといいますか、えらそうなことを言ってたものです。 『どんな仕事がしたいの?日本国内はもちろん海外もどこでもいいよ。 行かせてあげるよ。希望を聞かせてください。』 「東京本社で営業がやりたいです。」 社長初め重役たち全員が大笑いしました。 『欲が無いねえ。それでいいの?』 「東京本社 化成品販売部」が私の新たな職場になりました。 11月初旬、初出社のため新幹線に乗り東京駅まで来ました。 そして事前に言われていた通りに丸の内中央口からタクシーに乗ると 皇居が目の中に飛び込んできました。 (東京に来たんだ!)と思わず深呼吸をしていました。 そして(一旗挙げてやるぞ!)と、肩をいからせていました。 今は横浜に住んでいますし、東京での仕事も多いので、 当然土地勘があります。 今なら東京駅から虎ノ門なんてタクシーは使いません。 上司(刑部課長)の心遣いだったんですね。 私の配属部署は課長以下5名ほどの小さな所帯でした。 そこにセクレタリーとしていた女性は、田舎者の私にとっては 今までに見たこともない“新人類”でした。 |
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